コロナ禍に仕込んだ勝負商品
開発から商談まで伴走した「博多ごぼう天うどん」誕生物語

商品紹介
福岡・久留米で麺づくりに向き合い続けてきた田中製麺が、新たに挑んだのが「博多ごぼう天うどん」です。
博多駅のお土産売り場といえば、有名ラーメン店の商品がずらりと並ぶ激戦区。そんな中、田中社長が目を付けたのが「博多ごぼう天うどん」というジャンルでした。じつは当時、この商品を扱っていたのはわずか2社。ブームの兆しがありながら、まだ誰も本格的に取り組んでいない。そこに大きなチャンスが眠っていました。
サクッと揚がったごぼう天と、やわらかくのびやかなうどんの組み合わせは、福岡の食文化を代表する一杯。地元の人には懐かしく、県外の人には新鮮に映る、福岡らしさが詰まったお土産です。
支援内容

この商品が形になるまでには、DOCOREによる開発から商談まで一貫した支援がありました。
きっかけはコロナ禍の真っただ中。
お土産需要が激減していた時期に、「アフターコロナに備えて今から動こう」とDOCOREが田中社長に提案したところからプロジェクトがはじまりました。
①商品開発では、2020年11月から自社直売店舗でのテスト販売を開始。2021年5〜6月には商工会やKBCメディアを交えた試食会を実施し、味と方向性を丁寧に磨き上げました。
②プロモーション活動では、KBCラジオ・KBCテレビへの出演、シティ情報ふくおかへの掲載など、メディアを積極的に活用。商品の認知を一気に広げました。
③テストマーケティングでは、DOCORE×博多大丸共催イベントに出展し、実際の消費者反応を検証。2021年8月には販売計画の打ち合わせ、9月には田中社長と博多駅のお土産売り場を直接視察するなど、現場目線での検討を重ねました。パッケージは2021年10月にデザイン会社と打ち合わせを行い、同年12月に完成しました。
④商談会では、商社との代行商談会を実施し、販路拡大への具体的な一歩を踏み出しました。
今回の取組が、従来のDOCORE支援とひと味違うのは、田中製麺・商工会連合会支援課・KBCメディア・TOPPAN・久留米南部商工会経営指導員・DOCORE店長が、最初の打合せから一緒にテーブルを囲んで積み上げてきたという点です。製造者・流通・消費者という3層すべてが連携した、まさにオール福岡で生み出した商品です。
開発・発信・検証・販路。4つのステップをDOCOREが伴走しながら支えた、全メニュー活用のモデル事例です。
事業者の声

コロナ禍でお土産需要が落ち込んでいた時期に、「今こそ準備を」と声をかけてもらったことが、このプロジェクトのはじまりでした。正直、あの状況で新商品に踏み出す勇気はなかなか出なかったと思います。
開発から試食会、メディア出演、売り場視察、商談会まで、一つひとつ一緒に進めていただいたおかげで、ここまで形にすることができました。博多駅のお土産売り場という目標の舞台に立てたことは、本当に感慨深いです。
原価・賞味期限・ギフトセットなど、まだ取り組むべき課題はありますが、これからも改善を重ねながら、福岡を代表するお土産として育てていきたいと思っています。



